自閉症だと言われている方の傾向に、「無表情、他人に関心を示さない」というものがあります。
個別にいらっしゃるお子様達と初めてお会いする時にその傾向を感じることがよくあります。
しかし、何回かレッスンを重ねていく度に表情が豊かになり、少しづつ目を見るようになっていくのをみてとても嬉しく思います。
先日、個別レッスンにいらしたお子様が知育をしている時に助けを求めてきたのですが、私の肩をトントンとしながら「ママ」と言ったので驚きました。
今までは、肩をトントンするという行為もなければ、呼びかけてくることもありませんでした。
これは、ことばを伝えようとする気持ちが入った大切な行動だと思うのです。
そのお子様はまだ発音できる音が限られているので「ママ」と言っていましたが、初めて会った時には何もことばを発していませんでした。
とても成長を感じた出来事でした。