私自身もそうでしたが、息子のことばを待ち望んでいる時間はとても長く感じたものでした。
荒関式に出会うまでは、その気持ちが限界まできており、無理矢理言わせようとした事もあります。
ですが、無理矢理言わせようとしても、ことばに辿りつけませんでした。
荒関式を始めて1カ月ほどしてから、ことばにしようとする気持ちが見え始めたのですが、何を見ても息子は「あたた」と言っており、他人から聞くと何を言っているのか分からないという感じでした。
クリアなことばになるまでには、少し時間がかかりました。
個別にいらして頂く親御様が、なかなかことばが増えていかないと言われている時があるのですが、擬音を含め、実は色々なことばをお子様が発していることに気が付いていない事があります。
「ゴクゴク」「カンカンカン(踏切の音)」「ポイッ」などの擬音も大切なことばの一つであると私は思っております。
何もことばを発しなかった時を思い出して頂きたいと思います。
その為には、お子様が発したことばを時々記録する事が大切です。
そうする事で、お子様の成長を感じ、ことばを待つ時間が焦りだけではなくなっていくと思います。