個別レッスンを受講されている方の中で、3歳を過ぎても歩行がまだのお子様がおりました。
そのお子様は、初回のレッスンで何の玩具にも興味を示さず、ウェットティッシュの原材料の文字を見つめ遊んでいたのです。
記号の羅列が脳に気持ちが良かったのだと思います。
唯一喜んでくれたのは歌でした。何の玩具をやるにも泣いて受け付けませんといった感じで、私もどうしていこうかと頭を悩ませました。
拒否をしている場合は、無理矢理知育をしても上手くはいきません。
私は彼が少しでも興味がわく玩具を作成し、少しずつですがレッスンを重ねるごとに玩具に触れる事に抵抗がなくなってきました。
歩行が出来る様になってからは、行動範囲も広がり、擬音語の真似が出来るまでになってきました。
そして、最近のレッスンでは自分の力で手を動かしながら知育玩具で遊べるようになり、成長を感じました。
これも毎日の親御様の頑張りの証であると思います。脳は指先を動かすことからが始まりでもあるのです。
そして、絵本を読んでみると、好きなページで体を動かして笑っているではありませんか。
親御様からすると成長してもらいたい所は沢山あると思いますが、どうか初めの頃のお子様の状況を思い出して頂ければと思います。
彼がもっともっと様々なことばを持つ事が出来るように私も頑張っていきたいと思います。