知育や運動をお子様に教える時、同じ説明だけを繰り返していても理解につながらない事がよくあります。
私は、同じ説明を2、3回しても理解につながらない時には、別のアプローチを考えるようにしています。
つまり、レベルを下げるもしくは、説明のことばそのものを変えるという事です。
当時、息子とプリントをしていて「上の絵と同じ形を探してみよう!」という課題を取り組んでいた時の事です。
「この中から同じ形を探すんだよ」と指で囲みながら説明すると、息子は私の指の囲みを真似していました。
「これは△でしょ?この中で同じ形の△はどれ?」、何度も試し、最後には△の形の部分を切り取って同じ場所に置くという事になりましたが、問題の真意は理解していないのだと思いました。
そこで、私は息子が好きな果物の絵を描いて、問題を作りました。
「ここにみかんの絵があるよね。この下の絵の中のどこにみかんがある?」そうすると、すぐに指さしをして理解する事が出来ました。
その時はみかんの絵を切り取る必要がなかったのです。
そして、「みかんとみかんで同じだね。」ということばかけをしました。
この様に少しずつ段階を経て、息子は同じ形を探す課題も出来るようになりました。
様々な知育や運動もレベルを下げたり、言葉かけを変えたりする事によりお子様の引き出しは増えていきます。
その引き出しがことばへとつながっていくと私は考えています。