発達に遅れがあると、子どもを連れて発達外来に行き医師と話をする機会が訪れます。
発達外来の医師も様々なタイプの方がいらして、元気になることばをかけてくれる方もいらっしゃいますが、「こういう子は、○○は出来ないでしょ」と決めてかかる方もいらっしゃいます。
医師は、その日の子どものコンディションのみを見る事が多く、普段の生活の様子を見る事はほぼありません。
私達親は、発達が遅いと言われた時点でショックを受け、これからどうしたらよいのか不安な気持ちに襲われるものです。
私は荒関式を始めてから1か月程経過してからの診察でした。
ことばこそはクリアではなかったのですが、息子の成長を確かに感じていました。
その頃診察に当たって下さった医師は、私の話の中で息子の成長を聞きながら「お母様がこれだけしっかりとやられているので、次回の診察は一年後でいいですよ。」と言われたのを今でも覚えています。
この医師は家庭での関わりや、療育をする事による子どもの可能性を信じてくれた方であったので良かったと思うのです。
発達が遅いからといって、何も出来ない訳ではありません。
医師のことばは、それほど私たちの心に影響を与えるものです。
医師こそ、日々の家庭での教育の影響力を信じ、子どもの可能性を信じて頂きたいと私は思います。