私の友人のお子様は、「ことば」はでていますが、理解力がなく、「軽度の知的障害」と診断されています。
会話は出来るのですが概念が分かっていないので、何かを学ぶにも学べない状態です。
こんなにも「ことば」がでているのにもったいないといつも思います。
「ことば」の理解を深めるには、そのことばや、行動の意味を細かく分かりやすく説明していく事が大切であると私はいつも考えています。
ある日、ワークブックを息子としていた時「ここに描いてある形(〇)と同じ物を下から探すんだよ。」と私が下の絵全体を指で囲って見せると、息子は私の真似をして下の絵を指で囲いました。
“そうくるか!!”と思いました。
定型発達の子どもであれば、まずそのような行動はしません。
つまり息子は問題の意味が分かっていなかったのです。
そこで、私はどの様にすれば息子が理解出来るのかを考え、別の方法でトライしてみました。
彼の興味のある物から始めてみようと自ら問題を作ったのです。
時間も労力もかかりますが、私にとってはとてもいい経験でした。
こんな事が分からないの?と思われるかもしれませんが、細かく、分かりやすく砕いていく事が彼らのことばの理解につながっていくのです。