私の息子は4歳になってもことばが殆ど出ていなかった為、医師に診察をして頂きました。
その時、「彼は自閉症だと思います。何故ことばが遅れるのかというと、興味の幅が狭いからなのです。」と言われました。
確かに好きな物には執着する所はありましたが、何でもチャレンジしてみるという事はありませんでした。
絵本一つをとっても自分の興味のある電車の本をもってきて、私の手を取り電車を指していました。
ことばをもっていない状態であるので、クレーン現象が現れても不思議はないのですが、絵本を読もうとすればすぐにいなくなるという事は日常茶飯事でした。
ですが、家庭で知育をする様になってからは心を入れ替え、絵本においては、「見てくれないから仕方がない」という思いを「見てもらう為に頑張ろう」という思いに変えました。
そして、とにかく初めのうちは2秒の注視をしてもらう事に必死でした。
中でも息子は絵カードが好きであったので、絵本よりも絵カードの方がやりやすかった事を覚えています。
その際はお子様の好きな物の絵カードや絵本から始められる事をお勧めしております。
すぐにどこかにいってしまうお子様も多く、親御様も根気がいると思いますが、諦めずに取り組みのための「心の入れ替え」を何度となくしていきましょう!