先日、個別指導を行っている親御様から「ことばや発達が遅れている為、幼稚園でもっと出来る事があるにも関わらず、赤ちゃん扱いを受けているように感じる」というお悩みを伺いました。
私自身が保育の仕事をしていた経験、息子や娘の幼稚園での先生の対応などを見させて頂いた上で言わせて頂くと、保育現場では、発達やことばが遅れている=様々な事が出来ないと思われてしまう現実があるように感じます。
ですが、先生も人間です。ここで大切な事は親御様自身が、お子様の出来る事を幼稚園でも生かせるように先生に伝えていく事です。
例えば家庭で、ハサミの練習をしているとします。
幼稚園では殆ど活動でハサミを使用していない状況だったとします。
その時、「ハサミを使えるようにしていきたい」だけを伝えても、先生方の中には「この子は不器用だから出来ない」と決めつけてしまう方が残念ながらいらっしゃると思います。
このお悩みの方は幼稚園で加配の方がついているとの事ですので、人手はあります。
現在お子様がどの程度ハサミが出来るのかを、家庭で切ったものを実際に見せながら、伝えていく、または動画を撮影して家庭ではこの様に切っているなどの状況を見せるなど、具体的に現在の状況を伝えていく必要があると思います。
そして、親御様が「丸が切れるようにする」などの目標を具体的に決めて、先生に伝える事も大切であると私は思います。
そうする事で先生と一緒に話し合う時間も増えますし、実際に出来る様になれば、お子様も先生も達成感が味わえると思います。
まずは、具体的に伝え、お子様への理解を促す事から始めてみましょう!!