私の息子は年長になるまで、うがいが出来ませんでした。
喉の使い方が分かっていなかったためだと思います。
当時通っていた言語訓練の冊子を見ながら、うがいの教え方を発見し、練習をしました。
その練習方法は水を口に含ませ、上を向いた状態で「あー」という発声を行うというものでした。
それまで「うがい」のやり方を考えた事がなかった私は、実際に自分が試してみて、なるほどと実感したのを覚えています。
ですが、一連の動作をすぐに出来る訳がないので、分解して教えていきました。
まず、水を含ませた状態で上を向く。
「あー」という発声の練習をする。
これを別々に練習し、二つの動きをつなげていくという方法です。
そして、親御様がうがいをしている場面をお子様に見せるという事も大切です。
すぐには出来るようにはなりませんでしたが、練習を繰り返し、ある時水筒のお茶を飲んでいる時に不意に出来るようになった事を今でもよく覚えています。
「うがい」が出来る事は、衛生面にも良いですが、発声で「か行」を発声する時にも大変役立ちます。
「か行」を発声する時には喉を使い、息をせき止める必要があるからです。
毎日の習慣として、「うがい」の練習も取り入れて頂きたいと思います。