お子様がことばを発するまでは、親である私たちがお子様にことばを語り掛ける事が殆どだと思います。
反応がない時には、虚しい気持ちになる事もあるかもしれませんが、反応を示す様になると、私たち親もモチベーションが上がってくるものです。
その時に、忘れないで頂きたい事は「時には焦らす」という事です。
息子がある程度の単語を言う様になってきた時、私は息子に単語の頭文字を言ってしまう習慣がついていました。
その為、息子は毎回私が言う頭文字を待つようになっていました。
それを当時荒関先生に指摘され、その習慣に気づいたのです。
初めのうちはことばを導きだす為のいいきっかけになり良かったのですが、徐々に「焦らす」という事が大切になってくるのだと感じました。
また、二語文などを導きだしていく際に、「水を飲む」「手を洗う」などの文の絵カードをお子様に語りかけをしていたとします。
ある程度お子様が聞きなれてきたであろうという時に「水を」、「手を」でストップしてみられて下さい。
そうする事でお子様の口から「飲む」「洗う」などの続きのことばが導きだせるかもしれません。
親は子どもの言いたい事やしたい事があうんの呼吸で分かってしまう事が多くあります。
ですが時には焦らせ、お子様のことばや行動を待つという事もとても大切な事です。